社会福祉協議会(社協)は、地域福祉の推進を図る団体として、社会福祉法の中で位置づけられている公共性の高い民間の福祉団体で、
全国、都道府県・政令指定都市、市区町村にそれぞれ設置されています。
介護保険制度の導入など、福祉施策の内容は時代とともに変化しています。行政や法律だけでは解決できない問題も数多くあります。
東村山市社協は、公私の保健・福祉・医療関係施設、団体と協力して、住民のみなさんが主体となって地域の福祉課題に取り組むことで、
「誰もが安心して暮らせるまちづくり」の実現を目指して活動しています。
全国の市区町村社会福祉協議会が自主的に策定している計画です。社会福祉協議会が地域住民や福祉・保健等の関係団体に呼びかけ、地域社会の基盤となる地域福祉の推進、支え合いを進めるための仕組みを一緒に考え、具体的な活動をしていくための計画です。
現在、東村山市社協では第6次地域福祉計画(2024年~2029年)を推進しています。
子ども・若者が活躍し「ありがとう」と言われる、
子ども・若者を地域の方がサポートすることで「ありがとう」と言われる、
そんな東村山を目指し、4つの柱のもと地域住民の皆さまとともに取り組みを進め、「ありがとう」があふれる東村山を目指します。
私たちは東村山市の福祉に正面から向き合うために、6つの信念を大切にして活動しています。
1
地域の生活課題の早期発見と早期対応に努め、住民主体とパートナーシップを重視し、支援する・されるという立場を超えた地域福祉活動を展開します。
2
専門職としての倫理と誇りを持ち、先駆的、開拓的精神によって、最も有効な解決手段を研究し続け、根本的な課題解決を目指して誠実に取り組みます。
3
苦境にある人びとに対し年齢、性別、性的指向、障がい、人種、宗教、信条、政治的な関わりを超えて差別することなく、「誰一人取り残されることのない」支援を行います。
4
民間財源の確保を行い、公的財源では対応が困難な課題の解決に対して制度や既存事業のみに縛られることのない自由な発想による挑戦を続けます。
5
長期支援が必要な人びとや継続して取り組まなければならない課題に対して、持続可能な活動を行います。
6
組織と職員一人一人が社会課題を発信し、地域に対して解決のための勇気を与える存在になるとともに、地域住民の新たな地域福祉活動となるイノベーションを誘発します。
「おんひらひら蝶もこんぴら参りかな」
一茶の句にある四国讃岐のこんぴらさんが、郷里です。幼い頃の記憶に、家の離れに誰か知らない人が入れ替わり住んでいて、日当りのいい縁側で綿を紡いでいたり、微笑んで話をしてくれていた情景があります。お遍路に来られている方に宿を提供するのも、当たり前のお接待の一つであったのでしょう。こんな讃岐の風土の中で育ち、自然に人が、お年寄りの方が、好きになったようです。
「命を尊ぶ仕事に」
平成元年12月、民生委員を拝命。以来24年間一生懸命に活動をさせていただきました。関係機関にも、いい仲間にも恵まれ、やりがいがあり楽しく充実した時間でした。民生委員になって初めての夏の体験で学んだことが、ずうっと活動の根底にあったような気がいたします。
89歳母と56歳無職の息子の二人暮らしの世帯で息子さんが亡くなってしまう事例にかかわったことです。当時、生活保護は受けていないが経済的に困窮している家庭をボーダライン世帯として、夏と冬にお見舞金を届ける制度がありました。社会福祉協議会のこの制度があったこと、ご近所の人とつながりがあったこと、民生委員事務局である行政が一緒になって考え行動し指導してくれたことで、「民生委員は行政とのパイプ役である」というパイプ役の意味を学ばせていただいたのです。温かい心が大事です。でも自分勝手な判断や感情ではなく理性で人間を大事にする、人間的な優しさです。民生委員は、自分が資本ですから、常に自分を豊かにする努力を忘れることなく、自分の仕事を忠実にすることを学ばせていただいたのです。社会福祉協議会の福祉資金、教育支援資金、応急小口資金など、資金の貸付制度は多くの方が助けられました。これらの制度のお陰で進学できた子どもたちは、今どのような花を咲かせているのでしょう。
「科学的知識が如何にあっても人情に欠けたところに民生事業はない。民生委員の仕事は、暖かいヒューマニズムの土台の上に咲く花である」は先人の言葉。
「一人ぼっちのいない町づくり」
平成25年6月、社会福祉協議会会長に就任。社会福祉協議会が目指すのも、一人ひとりが幸せを感じられる町づくりです。命を尊ぶという土壌を耕し、誰もが幸せという花を咲かせることが出来るような「一人ぼっちのいない町」づくりです。職員一同、温かい心を持っています。優しい目を持っています。良く聞こえる耳を持っています。限りない知恵袋を持っています。すぐ動きます。
「そうだ!社協に相談しよう」と思ってくださるよう、一生懸命努めてまいります。信頼できる東村山市社会福祉協議会です
社会福祉法人東村山市社会福祉協議会
会長大原喜美子
(2023.6.28 ~)
※本年表では社協独自の事業を掲載しています。
この他にも東村山市・東京都社会福祉協議会からの受託事業を実施しています
社協が行っているさまざまな活動を支える財源のひとつに、皆さまが社協会員になって、納めていただく会費があります。 体を動かし、具体的な活動はできなくとも、”資金援助“という形で地域福祉を応援することができます。 東村山の福祉を進めるため、ぜひ会員になって、社協の事業を支えてください。
会員区分 | 年会費額(一口) | |||||
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正会員 | 個人 | 個人(世帯) | 500円 | |||
団体 | 施設・団体・自治会など | 1,000円 | ||||
賛助会員 | 一般 | 商工業者(個人商店含む) | 1,000円 | |||
特別 | 公益団体、企業など | 5,000円 |
社協会員の方は次のサ一ビスが利用できます。
個人会員
団体会員